●ヘルパーに必要な資格について

介護職員初任者研修や介護福祉士の資格取得についてのまとめ

ホームヘルパーに必要な資格について

ヘルパーの仕事をする際に必要となる「介護職員初任者研修」という資格は、所定の講座を受講することで取得することが出来ます。以前は通信講座やスクーリング、実習など、決められたカリキュラムをすべて終えれば誰でも取得することが出来たのですが、現在では「修了試験」を受けなければならなくなりました。しかし、万が一、不合格となっても、その後に再試験を受けることが出来るため、合格率は90%を超えるとも言われています。そのため、初心者向きの資格と言えます。

講座の受講期間は3か月から半年程度が一般的ですが、中には短期集中コースもあり、かなり早いペースで取得することも可能です。費用は教育機関によって異なったり、講座によっては各種の割引もありますので、あらかじめリサーチしておくと良いでしょう。

一方、介護職員初任者研修よりもランクが上の「介護福祉士」は国家資格であり、その取得方法にも大きな違いがあります。一つ目の方法としては、福祉系の高校に通い、卒業後に筆記試験と実技試験を受けるというものです。二つ目は、高校卒業後、各種養成施設を経験した後に認定や登録を受ける方法。そして三つ目は、介護職員主任者研修を取得した後にヘルパーとして実務経験を3年以上積み、その後に実務者研修を修了し、受験資格を得るというものです。

介護福祉士の資格取得は、どの方法も決して簡単なものではありませんが「介護職員基礎研修」よりも、実際の現場で出来る仕事の内容や範囲が広くなり、求められるスキルも高くなるため、キャリアアップを目指したい方にオススメです。介護職は今後もニーズが高まるので、手に職を付けておくと活躍できるステージが増えるでしょう。